まんべくん
日記再開するのだから、文学館の改装について、とか、なぜ塀がなくなったのか、とか、だいじな話から、と思ったけど、どうも今あたまを占めていることしか書けない。これをツイッター脳というのかしらん。
有名なゆるキャラ、まんべくん。昨日、本人が「さて、小樽行くか」などツイートするものだから、「誤報あるいはデマ」(もしかしたら私が第1次発生源?)が小規模に拡がりました。
きょうは「デマの考察」ではなく、「まんべくん」そのものについて。
かすかに気になりながら公式ページ http://manbe.jp/ みたり、ツイートフォローしたり始めたのは最近。それでびっくり。おもしろすぎる。
ゆるキャラとは何ぞ。
地方の市町村は存在感薄れていくばかり。町おこしなどといっても、立派な珍しいものがそんなにあるわけはない。
苦し紛れに「町や村のマスコット」などひねり出す。たいがいトホホなそれを、みうらじゅん氏が「ゆるキャラ」となづけたのでしょう。苦笑の対象ね。
「ゆるキャラ」一人歩き現象は置いといて「まんべくん」。
まんべくんは、長万部町の公式キャラクター。
長万部とはどんな町でしょう。腕を組んで考えてみる。
思い出すのは学生時代。札幌から室蘭経由で函館。函館から青函連絡船。函館までも長い道のり。
私は森駅で「いかめし」を食べたかったが止まってくれない。長万部しかないわけです。長万部オア絶食。売りにくるのは「かにめし」か「そば」しかない。かにめしオアそばイコール長万部。
ええと、そのほかには。「おしゃ。まんべ。」という由利徹のギャグ。ごめんなさい、長万部町民の皆さん。
小樽だって住んでなければ、運河、スシ、ユージロー、ええと何とかフロマージュ、あと? ええと。カニコウセン、だったっけ。
私「まんべくん」初めて見たとき思った。これは職員が業務命令で作らされたんだろう。もう何にも出てこなくて、頭抱えて、「もうー、カニ、ホタテ、あと、あと、アイリス!(え?)」。上司「なんか……かわいくないなあ」。担当者「くちもとスマイルだし、目も鼻もまんまるですが」。上司「なんか……怖いな」。担当者「勝手にしてください」。
違いました。公募なんですって。入選作ではなく準入選。高校生の作品ですって。ごめんなさい高校生。高校生本人だってこれが入選すると思い上がりはしなかったろうけど。
この「開きなおり・やけっぱち」キャラに命ふきこんだのは、きっと卓越した「プロのお仕事」。そのキャラ立てにもっとも効くと直感したのがツイッター。これ大正解。誰でもよいから一人のツイート時間軸で読めばすぐわかりますが、ツイートが情報源そのものと思えば間違いでありデマ拡散のもと。ツイートは行動、反射、気分の記録であり、すなわちキャラクターそのものだから生きた情報にも「なり得る」。逆にツイートでキャラを作ることが十分可能。キャラは立ってしまえば一人で走り出す。速度が出れば、街を牽引するエネルギーを発揮する。
ええと小樽にもゆるキャラほしい、という話とはちょっと違いまして、人も街も、何も持たずとも(プロレタリア?)開き直ってしまえば虚構に命吹き込むこともできる、とにかく走り出すことね、という乱暴なお話。